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脚本スタジオが出ました — Slimaが二つのスタジオを持つ製品に

T Tim · March 31, 2026 · 約4分で読めます

Slimaの脚本スタジオが出ました。

この週から、Slimaは小説を書く場所だけではなくなりました。脚本家、シリーズの書き手、劇作家にも、自分のスタジオができました。


なぜ脚本には別の道具が要るのか

小説と脚本はどちらも「書くこと」に見えますが、まったく違う仕事です。

形式 中心 構造の単位
小説 文章 文 / 段落 / 章
脚本 構造 シリーズ / シーズン / 話数 / シーン / カット

小説の道具では脚本家に足りないところ。

  • シリーズ → 話数の階層がない
  • シーン番号がない
  • 出演表がない
  • 全体のシーン一覧がない
  • ハリウッド式 / 台湾式 / Fountainをその場で切り替えられない

脚本スタジオは、脚本の仕事の流れに合わせてゼロから作りました。

なお、Slimaの脚本の書式は台湾式とハリウッド式の二つで、日本式の柱書きには対応していません。


構造:シリーズ → シーズン → 話数 → シーン

脚本の作品には、階層がひととおり付きます。

  • シリーズ — 作品そのもの
    • シーズン — シーズン1、シーズン2、…
      • 話数 — 一話が一つのファイル
        • シーン — ドラッグで並べ替えるシーンカード

シーンカードが持つもの:シーン番号、場所、時間(内景/外景、昼/夜)、登場人物、ビートの要約。

シリーズ全体のシーン表は自動で作られます。 どこかのシーンを変えれば、一覧も追随します。


人物とストーリーライン

脚本スタジオに入っているもの。

  • 人物のデータベース — 話数をまたいで共有され、入力補完もあります(@で人物を挿入)
  • ストーリーラインの追跡 — 主筋、副筋、人物の弧を並行して追えます
  • シーンと人物の対応表 — どの人物がどのシーンに出るかが一枚の表になります
  • 場所 / 世界観 — シーズンをまたいで共有される設定

ライティングスタジオと同じアカウント

脚本スタジオは、ライティングスタジオと同じSlimaのアカウント、同じ契約、同じAIのクレジットを使います。

作品一覧は作品の種類で分かれます。

  • 📖 ライティングスタジオの作品 — 小説、随筆、自伝
  • 🎬 脚本スタジオの作品 — 連続ドラマ、番組、映画の脚本

スタジオを移るのにログインし直す必要はありません。


.slimaの読み込みと書き出し

脚本スタジオは、構造をまるごと保つ独自の.slima形式に対応します。これで次のことができます。

  • 作品を別のSlimaのアカウントへ移す
  • 共同の書き手に作品ごと渡す
  • 手元に作品まるごとをバックアップする

AIは脚本を書いていると知っています

脚本スタジオのAIは、書いているのが小説ではなく脚本だと分かっています。AIとの会話もベータリーダーも、それに合わせて動きます。

  • シーン単位の緩急の分析
  • セリフの声の一貫性 — その人物らしく聞こえるか
  • 構造の確認 — 三幕、五幕、起承転結
  • 出演者 / 場所 / シーンの数 — 予算の見積もりに使えます

無料プランの調整

脚本スタジオを出すにあたって、プランごとのAIの枠を見直しました。

  • 無料 — 脚本スタジオの構造の編集は含みます。AI チャットとベータリーダーは無料トライアルかStarter以上が要ります
  • Starter / Pro — ライティングスタジオとAIのクレジットを共有します

こうすることで、構造の編集は誰にでも無料のまま残しつつ、AIの利用を続けられる形にしています。


来週

課題トラッカーが出ます。Slimaの中から不具合を報告でき、AIがその修正を試みます。

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