ドキュメント › Slima MCP › 構造化ファイルの保護:拒否メッセージの読み方
構造化ファイルの保護:拒否メッセージの読み方
最終更新 September 9, 2026 · 約6分で読めます
ひとことで:MCPの拒否メッセージの読み分けです。「ツールを変えれば済む」もの、「プランが要る」もの、「ずっとできない」もの。
これで解決すること
拒否はどれも壁のように見えますが、壁ではありません。SlimaのMCPのエラーがわざと違うコードを持っているのは、次にやるべきことがまったく違うからです。別のツールを使えばいいこともあれば、アプリの中で作者にやってもらうしかないことも、有料プランの話であることもあります。見分けられないAIは、いちばん悪い手を打ちます。同じ呼び出しをもう一度やることです。
なぜ構造化ファイルが守られているのか
アプリの中のAI コーチが.beatsに丸ごとの書き込みを向けると、フロントエンドがその場で止めます。損害は、無駄になった呼び出し1回です。
MCP越しでは違います。同じ書き込みは成功してしまいます。 .beatsには幕とビートと、作者がドラッグして置いた章のカードが入っています。AIはその一部を見ただけで、文書の全体を送り返しました。ファイルはちゃんと開きます。作者の仕事はひとかたまり消えています。そしてエラーは1つも出ていません。
だからこの門は、ツールの説明文だけでなくサーバーの側に置かれています。説明文はモデルへの助言ですが、サーバーの拒否は保証です。
出会う4つの拒否
| エラーコード | ステータス | 意味 | 次にすること |
|---|---|---|---|
AI_READONLY_FILE_TYPE |
403 | AIが丸ごと書ける型ではありません | 5つの構造化の型なら、代わりに使うupdate_*をメッセージが名指しします。.character / .location / .json / .yamlには代わりの道がないので、読んだうえで、こう直したらどうかを言葉で伝えてください |
SUBSCRIPTION_REQUIRED |
403 | この機能は有料プランのものです | 読み取りに制限はありません。ファイルを読んで、どう直すかをはっきり伝えれば、作者が自分で直せます。契約すればAIが直接直せます |
INVALID_PATH |
400 | 古い脚本スタジオの作品で、企画のフォルダの外に書きました | .script_studio/planning/の下に書くか、作者に引き渡してください |
FOLDER_NOT_EMPTY |
422 | 消そうとしたフォルダの中に、まだ何か入っています | 本当に丸ごと消すつもりなら、recursive: trueを付けてもう一度送ってください。権限の問題ではなく、「頼んだことが、言ったことより大きい」という問題です |
2つの403がわざと違うコードなのは、片方が「アップグレードで開く」、もう片方が「何をしても開かない」だからです。同じコードだったら、AIは契約の話をすべきなのか、それとも黙って言葉での提案に切り替えるべきなのかを判断できません。
拒否メッセージそのものが答えです
SlimaのMCPのエラーは、AIが推測しなくてもメッセージだけで直せるように書かれています。
- 存在しないidを送った → メッセージが本物のidを全部並べます
- 存在しない地点の階層を送った → メッセージが本物の階層を並べます
- 操作Bのフィールドを操作Aに入れた → どの操作のものかをメッセージが書きます
- ガイドのslugを外した → 返答にガイドの一覧が付いてきます
intentが長すぎた → それがコミットの名前になるので1行にする、と書かれています
だから決まりは簡単です。エラーを最後まで読んで、書いてあるとおりにする。1回の失敗の代償は1往復ですが、2回目の推測の代償は作者のデータかもしれません。
この門がやっていないこと
- ファイルを読み取り専用にはしていません。 作者はアプリの中で自由に直せます。止めているのは、外からの丸ごとの書き込みだけです。
- 読み取りは制限していません。 5つの構造化の型はどれも読めます。どのアカウントでもです。
- 新しく作ることは止めていません。
create_fileはこの拡張子でも動きます。内容が無視されて、サーバーが空の骨組みを書くだけです。 - レビューの一段ではありません。 MCPから届く変更は破線のカードのレビューを通りませんが、コミットです。バージョン履歴から全部見えますし、全部戻せます。
削除は書き込みと同じ決まり
.mapを消すことと.mapを直すことは、同じ判断に従います。どちらも有料プランのものです。決まりが1つなら覚えやすいですし、本物の不条理を1つ防げます。作ることも直すこともできないファイルを、Freeのアカウントのエージェントが消せてしまう、という不条理です。
古い脚本スタジオの作品
手元に残っている場合、それはパスで判断する別のルールに従います。書けるのは.script_studio/planning/のツリーだけで、series.json、*.character、*.scene、*.storyline、*.note、*.locationはMCPからはすべて読み取り専用です。.script_studio/planning/.initializedという目印のファイルも同じです。
その企画のツリーは、AIの下書きを置く場所です。あらすじ、調べもののメモ、提案。シーンそのものを直したいなら、提案をそこに書いて、作者にアプリの中で採り入れてもらいます。1つの作品の正確なルールはslima://books/{book_token}/schemaのリソースを読んでください。スキーマのリソースを問い合わせるをご覧ください。
関連
- Docs:構造化編集ツール
- Docs:MCPがファイル種別ごとにできること
- Docs:書き込みが拒否されたとき
- Docs:スキーマのリソースを問い合わせる
アプリを開いて、自分の作品で同じ手順をたどってみてください。無料で始められます。クレジットカードは不要です。