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上級:OAuthの流れを追う

最終更新 May 25, 2026 · 約5分で読めます

Web OAuthのクライアントがつながらず、認証のやり直しも始まらない。そういうときは、どこかの段階が黙って失敗しています。この記事では、その追い方を説明します。

Slimaの「連携アプリ」ページ。OAuthが最後まで通ると、そのクライアントがここに現れる(画面は英語表示)

OAuthの9段階

1. クライアント → POST /register(DCR = 動的クライアント登録)
   ← 200 + client_id

2. クライアント → GET /.well-known/oauth-authorization-server
   ← 200 + OAuth のメタデータ

3. クライアント → /authorize?client_id=...&code_challenge=... を開く
   ← Slima がログインと許可の画面を出す

4. ユーザー → 「Authorize」を押す
   ← Slima がクライアントの redirect_uri に code=xxx を付けて戻す

5. クライアント → POST /token(code と code_verifier を送る)
   ← 200 + access_token + refresh_token

6. クライアント → GET /mcp(Authorization: Bearer access_token)
   ← 200 + MCP の機能一覧

7〜9. 以降のツール呼び出し:
     クライアント → POST /mcp/tools/call(+ Authorization)
     ← 200 + 結果

自分で立てている場合:wrangler tail

自分で立てているなら、こう見ます。

wrangler tail my-slima-mcp

Workerのログがそのまま流れるので、どの段階で止まっているかがわかります。

公式サーバーの場合:報告する

Slimaの公式サーバーを使っていてつながらないときは、こうしてください。

  1. クライアント(Claude Desktop / Cursor / ChatGPT)のログを見て、最後に成功した段階と失敗した段階を控えます
  2. スクリーンショットを添えて不具合を報告するかサポートに連絡するから知らせます
  3. 使っているクライアント、そのバージョン、エラーコードを書き添えてください

curlで手動で試す

DCRを試す

curl -X POST https://mcp.slima.ai/register \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "client_name": "test",
    "redirect_uris": ["http://localhost:8901/callback"]
  }'

200と{ client_id: "...", ... }が返るはずです。

well-knownを試す

curl https://mcp.slima.ai/.well-known/oauth-authorization-server

OAuthのメタデータのJSONが返るはずです。

アクセストークンで/mcpを叩く

curl https://mcp.slima.ai/mcp \
  -H "Authorization: Bearer your_access_token"

200とMCPの機能一覧が返るはずです。

つまずきやすい箇所

段階 症状 対処
1(DCR) 400 invalid_redirect_uri redirect_uriをhttpsかhttp://localhostにします
2(well-known) 404 サーバーのURLが違います
3(authorize) Slimaまで飛ばない ネットワーク、DNS、プロキシの問題です
4(callback) 「redirect_uri mismatch」 DCRで登録したURIと戻り先が違います
5(トークン交換) invalid_grant codeの期限(30秒)切れです。最初からやり直します
6(mcp) 401 Authorizationヘッダーが付いていません

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