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脚本ファイルを開く:画面の構成、ツールバー、ステータスバー
最終更新 September 10, 2026 · 約8分で読めます
ひとことで言うと:脚本エディタの画面を一つずつ見ていきます。三つの表示、右下の三つのボタン、下端に並ぶ数字、それに検索と置換のある場所です。

これはスタジオではなく、一つのファイルです
ファイルツリーで.scriptをクリックすると、.mdと同じようにタブで開きます。左は同じアクティビティバーと同じファイルツリー、右は同じ AI チャットのパネル。**その外側にもう一枚スタジオの殻がかぶることはなく、ページの切り替えもシーズンや話数のパンくずもありません。**それらはScript Studioに残りました。
小説を書きながら覚えたことは、ここでもそのまま通用します。脚本のための層が、その上に一枚乗るだけです。
上の段:五つのボタンと形式の切り替え
ツールバーは白い紙の上に浮いています。左に五つ。
- 脚本を書き出す:PDF/Word/Fountain。同じフォルダーにほかの話があれば、まとめて書き出す項目も増えます
- ボード:紙を、ドラッグできるシーンカードの列に入れ替えます。もう一度押すと「編集」に戻ります
- プレビュー:組版された姿。書き出しと同じ描画を通るので、見えているものがそのまま出ます
- ?:キーボードショートカットの案内。いまのファイルの形式に合わせて、TabとEnterの流れ図を描きます
- 集中:オフ → 行 → シーンの三段を順に切り替えます。編集モードのときだけ出ます
集中は、いま関係のないところを薄くするだけです。**画面が勝手にスクロールすることはありません。**これは意図した挙動です。脚本の一行は三語で終わることも多く、カーソルを追って紙が動くほうがかえって読みにくくなります。
右側は尺と形式です。
- **尺の表示。**まず「推定」が出ます。セリフとト書きの文字数を読み速度で換算し、転換の時間を足したものです。その次に、自分で入れる目標の分数が続きます。目標の欄はその場に整数で入力し、空にすれば未設定に戻ります。目標があるときだけ横に達成率が出て、90%未満は緑、90〜99%は黄、100%以上は赤になります。推定はシーンごとに計算し直して合計しているので、AIの提案を受け入れた直後のシーンも0分のままにはなりません。
- ハリウッド式/台湾式の切り替えと、書式の設定を開く歯車。設定を変えたとき、この作品にほかの脚本ファイルがあると、「すべてに適用」か「この話だけ」かを聞かれます。形式はこの二つだけで、日本のテレビや映画で使う柱書きの書式には対応していません。
真ん中の白い紙
いちばん上はタイトル欄です。脚本のタイトル、話数、サブタイトル、脚本家。その下にシーンが続きます。
各シーンの見出し行は、左から順に、折りたたみの矢印、シーン番号、内/外の切り替え、場所、~Nmの推定、目標の分数、時間帯の切り替え、注記の(+)、削除です。
場所の欄は直接入力です。この作品に同じ名前の.mdがあると、場所に破線の下線が付き、Ctrl/⌘を押しながらクリックでそのファイルへ飛べます。セリフの上の人物名も同じ扱いです。注記のボタンは「後」「連続」「回想」といった括弧の補足を入れるところです。
シーン番号は自動です。分割・結合・削除をすると、ファイル全体で振り直されます。
一つのファイル、三つの表示
同じファイルの三つの顔
ボードもプレビューも同じタブの中です。どこかへ移動するわけではありません。
ボードは構成を整える場所です。シーン一つにカード一枚。左端のつまみを持ってドラッグするか、カードの▲▼を使います。要約、内/外、場所、時間帯、登場人物は、カードの上でそのまま直せます。カード自体をクリックしても何も起きません。書きに戻るときは、見出し行の鉛筆「シーンへ移動」を押します。入力欄で埋まったカードは、誤って触ったときの代償が大きすぎるからです。
プレビューは書き出しと同じ描画を通るので、そこで見える行間、余白、台湾式のシーン表が、そのままPDFになります。プレビューの上には読み上げのツールバーと「配役」があり、人物ごとにどの声で読ませるかを指定できます。
下端に並ぶ数字
ステータスバーは、どれだけスクロールしても下端に張り付いています。左半分はいまいる要素の名前と、Tab・⇧Tab・Enterがそれぞれ次にどこへ連れていくかです。脚本を書くとき、いちばん頭を使うのはここなので、覚えておくより目の前に出しておいたほうが速いはずです。
右半分は数です。文字数、シーン数、N 内 / N 外、登場人物の数。文字数は省略せずに全部出ます。13Kのように丸めることはありません。
登場人物の数は、出どころを知っておいたほうがいいです。Slimaはセリフの上に書かれた名前を数えています。誰かの名前を打てば、その人は配役に入ります。人物の表を作って維持する必要はありません。ただし範囲に注意してください。この数字は作品全体、つまりすべての.scriptファイルを足した人数です。文字数、シーン数、内と外の内訳の三つが、この話ぶんの数です。この話に誰が出ているかだけ見たいときは、構成パネルの「登場人物」タブを開いてください。
右下の三つ
長い話はスクロールも長くなるので、紙の右下に浮かぶボタンがあります。いちばん上へ、すべてのシーンをたたむ/すべてのシーンを開く、いちばん下へ。このファイルにシーンが二つ以上あるときだけ現れます。
たたむと見出し行だけが残り、その話の骨格が一画面に収まります。特定のシーンだけたたみたいときは、見出し行のいちばん左の矢印を押すか、Ctrl+Shift+[を使います。
検索と置換
脚本エディタにCtrl+Fはありません。全文検索はいちばん左のアクティビティバーの「検索」パネルで、範囲は作品全体です。脚本ファイルも一緒に検索され、シーン見出し、ト書き、セリフのすべてが索引に入っています。大文字と小文字の区別、単語単位で一致、正規表現の切り替えもそこにあります。結果をクリックすると、その話の、そのシーンの、その行へ飛びます。
脚本ファイルの置換はファイル単位だけです。パネルに出るのは「このファイルの N 件を置換」というボタンで、1件ずつ置換するボタンは脚本ファイルには現れません。一致した位置は平たくした文字列の上で数えていて、シーンの構造のどの行かに対応させられないからです。詳しくは検索と置換。
スマートフォンでも書けます
脚本ファイルはスマートフォンで読むだけではなくなりました。行を軽くたたくとシートが開き、要素の種類を変える、人物名を一覧から選ぶ、文字を直す、下に行を追加する、元に戻す、行を削除する、ができます。シーンの見出し行をたたけば、内/外、場所、時間帯、下にシーンを挿入、シーンを削除(確認を挟みます)。尺の推定と目標も表示され、その場で直せます。行を長押しするとコメントのメニューが開きます。
関連
- Docs:.scriptファイルを作る
- Docs:構成パネル:シーン・登場人物・場所の三つの見方
- Docs:ショートカット早見表
- Docs:シーンを分割する・結合する・挿入する・並べ替える
- Docs:台湾式とハリウッド式
- Docs:検索と置換
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