ドキュメント › Slimaで脚本を書く › セリフと人物名の補完

セリフと人物名の補完

最終更新 September 9, 2026 · 約7分で読めます

ひとことで:セリフを書くときの打つ量を減らす話です。人物の名簿はセリフそのものから育ち、補完はよく話す人から並べ、次に話す人まで当てにいきます。

人物名の候補、1行を分解する

行に乗っているものそれは何か
色の点名前から決まる固定色で、見分けるためだけのものです。状態を表しません
名前人物名行に打った文字列そのものです
後ろの二つの数字先がセリフの行数(行)、次が出ているシーン数(シーン)。どちらも本の中の .script をすべて合計した数です
区切り線線の上はこのシーンで既に話している人、線の下は本の中のそれ以外の全員です
最後の行「新しい人物「◯◯」を作成」——打った文字がどの名前にも別名にも当たらないときだけ出ます。名前をこの行に書くだけで、ファイルは作りません

上下どちらの半分もセリフの行数が多い順です。↑↓ で移動、Enter で決定、Esc で閉じます。配役がまだ空のとき(新しい本の最初の人物)は、候補そのものが出ません。

名簿はセリフから育ちます

3.xでは、脚本で使う前に人物設定で人物を作る必要がありました。4.0はその向きが逆です。人物名の行に打った名前が、そのまま名簿です。

Slimaは作品のすべての.scriptの人物名の行を読み、名前を集めながら二つの数を数えます。セリフの行数と、出たシーン数です。並びはセリフの多い順、次にシーン数、最後に名前順。だから主役はいつも上にいて、ひと言も話さない通行人は下にいます。

これには実際に効く結果があります。名簿が書き手についてくるということです。第5話で初めて出てきた人物は、第6話で名前の1文字目を打った時点で一覧にいます。あとから登録しに戻る必要はありません。

補完の並び順

人物名の行で打ちはじめる、あるいは空の行に入るだけで、一覧が出ます。

  • このシーンですでに話した人が先に並び、区切りの線があって、そのあとに残りの人が続きます。書いているのは人と人のシーンで、次のひと言はふつう、すでにその場にいる誰かのものです。
  • 各行には色の点(名前から決まる固定の色で、見分けるためだけのもの。状態を表しません)、名前、そして「Nシーン・セリフM行」が並びます。
  • 打った文字は名前に対して絞り込みます。

使ったことのない名前を打つと、最後の行に「新しい人物『裴照』を作成」が出ます。場所と同じで、その名前をこの行に入れるだけです。ファイルは作られません。

次に話す人の予測

空の人物名の行では、Slimaが薄い文字で名前を先に置きます。直近のセリフの順番を後ろから読んで決めます。

沈硯:十二枚。百四十四文です。
顧遂:(銭の束を押しやって)今夜、急ぎの仕事がある。
沈硯:            ← やり取りから予測

一人だけが話しているとき(独白、冒頭)はやり取りが読めないので、近くのト書きに出てくる人物名を見ます。どちらからも出てこなければ何も置きません。

名前を押すと何が見えるか

人物名の行の名前を押すと、小さなカードが開きます。中身は読み取りだけの数字です。

  • 「Nシーン・セリフM行」――この話だけでなく、作品ぜんたいの合計です。
  • 二つ以上の話に出ているときは、話ごとの分布が棒で並びます。その人物の芯がどの話にあるかが一目で分かります。
  • いちばん下に**「人物ファイルを開く」。**この作品に同じ名前の.mdがあるときだけです。ないときは「人物ファイルはまだありません」と正直に書きます。押せないボタンを出したりはしません。

人物の設定(年齢、望み、弱さ、話し方)はその.mdに書いてください。名前をそろえれば両方がつながります。人物名の行の下に破線が出て、Ctrl/Cmd+クリックでファイルが開きます(人物と出演の一覧)。

修飾のバッジ

名前が入っている人物名の行にカーソルがあると、名前のうしろに薄い(+)が出ます。押すたびに回ります。

何回目 ハリウッド式の印字 台湾式の印字
1 (V.O.) (畫外音)
2 (O.S.) (畫外)
3 (CONT'D) (續)
4 消える 消える

**バッジに見えている字が、そのまま書き出しに出ます。**設定したバッジはいつも表示され、設定していないものはその行にカーソルがあるときだけ浮かびます。通し読みの邪魔になりません。

セリフの組み上がり

セリフを自分で下げる必要はありません。書式がやります。

書式 組み上がり
台湾式 人物名とそのあとのセリフを1行にまとめる:沈硯:十二枚。
ハリウッド式 人物名は中央・大文字、セリフは中央寄りの一段下げ

まとめるのは台湾の対白本の慣例です。2行に分けると、かえってハリウッド式に見えます。編集画面では2行のまま書き、まとめるのはプレビューと書き出しだけです。

括弧書き

括弧書きは人物名とセリフのあいだに入り、そのひと言をどう言うかを示します。

やり方 使える書式
セリフの行で(を打つ いちばん速い。どちらの書式でも
Ctrl+4 どちらの書式でも
空行で/を打って括弧書きを選ぶ どちらの書式でも
セリフや人物名の行でTab **ハリウッド式だけ。**台湾式のTabの流れには括弧書きが入っていません

括弧書きのあとでEnterを押すと、次の行がすでにそのセリフなら、カーソルはその先頭に直に移ります。空行が挟まりません。

括弧書きは控えてください。そのひと言の言いかたが、セリフそのものからは読み取れないときだけです。「(笑って)」「(泣いて)」はほとんど余分です。芝居と言葉がすでにそれを運んでいます。

シーンの出演者

ボードの表示に切り替えると、各シーンのカードの下に人物のチップが並びます。そのシーンの出演者です。

  • 実線のチップは、シーンの本文から検出されたものです。セリフを直せば自分で更新されます。
  • 破線のチップは手で足したものです。本文には出てこないが確かにその場にいる人――たとえば終始黙っている見張りなど。
  • チップの×で外します(誤検出はこれで直します)。「人物」で足せます。

一覧が持っているのは差分で、写しではありません。だからセリフを直せば検出のぶんはついてきて、手で足したり外したりしたぶんは古くなりません。

スマートフォンの人物名クイック選択

スマートフォンで行を軽く押し、種類を「人物名」にすると、入力欄の上に名前のチップが並びます。この話に出てきたほかの人物で、最初に出た順に最大12人。押せば入るので、打ち直す必要はありません。

関連

Slimaで試してみる

アプリを開いて、自分の作品で同じ手順をたどってみてください。無料で始められます。クレジットカードは不要です。

Slimaを開く
この記事は役に立ちましたか?