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脚本の共有リンク:どのファイルを、誰に、いつまで

最終更新 September 9, 2026 · 約10分で読めます

ひとことで言うと:脚本を読むだけのオンラインリンクにして、プロデューサーや監督に渡す方法です。どのファイルをチェックするか、バージョンを固定するか、パスワードと有効期限、そして原稿へのやりとりがなぜSlimaの中のコメントに戻ってくるのかを書きます。

「共有リンクを作成」の中身、上から順に

共有リンクを作成
ファイルを選択   すべて選択 · 選択を解除 · 3 件を選択中
バージョン   ( 最新 | 固定 )
公開範囲   ( リンクを知っている人のみ | パスワード )
詳細   タイトル · 著者 · 説明
有効期限   7 · 14 · 30 · 90 日 · 無期限
コピーを許可   初期は入
  すべてのリンクを管理        共有リンクを作成

六つの区画で、順番はいつもこの通りです。手を入れなければならないのは最初の区画だけで、下はすべて使える初期値が入っています(最新、リンクを知っている人のみ、無期限、コピー可)。左下の「すべてのリンクを管理」を押すと、同じダイアログがこの作品で作った共有リンクの一覧に切り替わります。

共有はいま、本一冊で一つの仕組みです

旧・脚本スタジオには自前の共有ダイアログがあり、入口は「納品」のビューとWriteのツールバーでした。その二つは旧スタジオと一緒に去りました。脚本はいま原稿と同じ共有を使います。同じダイアログ、同じ公開の閲覧ページ、同じリンクの一覧です。

開く場所は二つ。

  • デスクトップ:左のファイルパネルの上に並ぶ小さなアイコンの中の共有(Share2)アイコン。
  • スマートフォン:上のバーの共有アイコン。

そのアイコンが見えないときは、たいていこの本がまだクラウドに同期していません。共有リンクはサーバーが出すページなので、まだ上がっていない本には出すものがありません。同期が終わるのを待ってください(同期状態のインジケーター)。

何を入れるか:本物のファイルツリーにチェックを

旧記事のあの表——脚本(シーン)/ 人物データ / シーンボード / メモの四グループ——はもう当たりません。四つのうち三つは、存在しないデータです。「脚本(シーン)」の行には一部のシーンだけ入れられると書いてありましたが、いまはできません。

いまチェックするのはこの本のファイルツリーです。フォルダーは最初たたまれていて、チェックを入れるとその下が全部入り、一部だけなら中間の状態で表示されます。ツリーの上には「すべて選択 / 選択を解除」と「N 件を選択中」があります。

脚本/
  第01話 写本娘.script
  第02話 緝字司.script
メモ/
  脚本アウトライン.md
  物語の骨組み.beats

チェックできるもの:.md / .txt(原稿と企画のファイル)、.script脚本、.map関係マップ、.geomap世界地図、.timeline年表、.beatsビートボード。

ツリーに出てこないもの:画像と.pdfは一覧の段で除かれます。探さなくてかまいません。公開の閲覧ページにメディアを見せる方法がないので、チェックできても相手が開くのは白いページでした。だから入口を閉じました。旧の.character / .locationファイルも、.json / .yamlも選べません。

単位はファイル一つまるごとです。 一話は一話で、第1シーンから第3シーンだけを共有することはできません。ほんとうにそうしたいなら、そのシーンを別の.scriptに分けて、そちらを共有してください。

バージョン:相手が見るのはどの稿か

旧記事はこの設定に触れていませんが、いちばん効く決定であることが多い項目です。

選択肢 意味
最新 読み手には常に最新の内容が表示されます。今夜直した字を、相手は明日読み込み直せば見ます
固定 現在のバージョンで固定します。あとの修正は届きません

応募、制作会社、法務が読むもの——こういうときは固定です。書き直している最中のシーンを読まれたくはないでしょう。固定にするには先に凍らせるバージョンが必要で(手動でバージョンを作る)、最新には同期が終わっている必要があります。足りないほうは、ダイアログが「先に同期が必要です」「先にスナップショットを作成してください」と教えてくれます。

公開範囲、有効期限、コピー

公開範囲 誰が開けるか
リンクを知っている人のみ(初期値) リンクを持っている人なら誰でも。検索エンジンには載りません
パスワード 読むにはパスワードが必要です
  • 有効期限:7 / 14 / 30 / 90日、または無期限。
  • コピーを許可:読み手が本文をコピーして持ち出せるかどうか。初期値は入っています。

「詳細」の段には三つの欄があります。タイトル、著者、説明。

著者はわざと空にしてあります。 空のままにすると、ページに出るのはアカウントの対外的な表示名です(筆名を設定していれば筆名)。どの名前かは入力欄のプレースホルダーが教えてくれます。この一回だけ別の名義にしたいときだけ、ここに打ちます。

受け取った人に見えるもの

開くのはSlimaのエディターではなく、公開の閲覧ページです(詳しくはReader View:受け取った人に見えるもの)。脚本はそこで脚本の組版になります。シーン見出し、中央寄せの人物名、字下げしたセリフ。そのファイル自身の、台湾式かハリウッド式かの設定に従います。サイドバーにはチェックしたファイルが並びます。

先にやっておく価値のある小さなことが一つ。閲覧ページに出る脚本のタイトルは、そのファイル自身のタイトルから来ます。ファイルツリーで名前を変えれば一緒に変わるので、共有の前に相手に見せたい形にしておいてください(第01話.scriptを第01話 写本娘.scriptに)。それで公開ページのタイトルが正しくなります。(もっと古い説明には、ファイル名を変えてもタイトルは変わらないと書いてあります——改名がタイトルに同期するようになる前の挙動です。)

原稿へのやりとり:リンクにコメントはなく、コメントはSlimaの中

ここははっきり書きます。旧記事の「受け取った人は読むだけ、Reader Viewにコメント機能もない」は、前半だけがそのまま成り立っています。

共有リンクは読むだけの閲覧ページで、コメントの機能はありません。 リンクを持っている人にSlimaのアカウントは要らず、返事を書く場所もありません。監督の意見は、やはりメールかメッセージで返ってきます。

コメント自体はちゃんとあり、しかも精度が上がりました。 ただしそれは本の中の機能です。脚本のどの行でも右クリックすると、メニューに「コメントを追加」と「修正を提案」があります。コメントはその行に固定されます。シーンでもなく、文字の位置でもありません。あとでセリフを直しても、AIの修正を採用しても、流されません。スマートフォンでは、行を長押しで同じメニューが出ます。

別の二つのこと

共有リンク:ログイン不要の人に読ませる。読むだけ、コメントなし 行のコメント:Slimaの中で見る。脚本の行に固定される

同じ脚本への二本の道で、用途が違います。前者が後者に育つことを期待しないでください。

コメントの実際の使い方(返信のしかた、対応済みにするしかた)はコメントとスレッドに。

作ったリンクを管理する

ダイアログで「すべてのリンクを管理」を押すと管理モードに切り替わり、この本のリンクが並びます。各行に出るのは、この四つです。

欄 内容
タイトル / 範囲 付けたタイトルと、その範囲(「ファイル1件」「フォルダー」「N 件のファイル」)
公開範囲 リンクを知っている人のみ、またはパスワード
閲覧数 / 訪問者 「N 回閲覧」「N 人が訪問」——何回開かれたか、重複しない訪問者が何人か
期限 期限の日付、または無期限

各行の動作は二つ。リンクをコピーと無効にする。

作ったリンクは編集できません。 範囲、バージョンの扱い、有効期限、パスワードは、作った瞬間に固まります。どれかを変えるなら、無効にしてもう一つ作ります。読める期間だけを区切りたいなら、作るときに有効期限を入れるほうが、あとで無効にするよりきれいです。

作品をまたいで一度に見たいときは、アカウント側に共有リンクをまとめて並べるページがあります。有効なものと期限切れのものが分かれ、続きも読み込めますし、選んだぶんだけ、あるいは全部を一度に無効にできます。試写を一巡させたあと、外に出したリンクを全部閉じたいときはここです。

無効にするとただちに効き、取り消せません。 相手が次に読み込み直すと、もう何も見えません。そのURLは永久に死に、二度と使い回されません。リンクは一覧からも消え、「無効にした」記録も残らないので、戻す手がありません。すでにダウンロードされたもの、スクリーンショットを撮られたものは、あなたの手の届く外です。

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