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回想と特殊なシーン

最終更新 September 9, 2026 · 約6分で読めます

ひとことで:.scriptファイルで回想・夢・モンタージュ・カットバックを示す方法です。四つとも、すでに手元にある三つの道具でできます。

見出し行に注記が入っている状態。時間帯のあとに括弧付きで出力されます

欄が一つあれば足ります

3.xのシーン詳細には「回想シーン」の切り替えがありました。4.0では、柱の下にあった企画用の項目の列をしまいました。どのシーンでも場所を取るのに、書いているあいだは使わないものだったからです。

特殊なシーンは柱の注記の欄で扱います。柱の行の端にある(+)を押して入力すると、時間帯のうしろの括弧に印字されます。

注記が印字される場所

台湾式
12. 內景 佑安書房 日(回想 永安九年)
ハリウッド式
INT. 佑安書房 - DAY (FLASHBACK, 永安九年)

注記は自由文です。年、同じ場所の別の一角、「連続」など、紙面に必要なものを。

注記もほかの中身と同じ組版の仕組みを通るので、打った字はプレビュー、PDFとWordの書き出し、共有のページ、スマートフォンの閲覧画面まで届きます。時間帯のボタンは昼・夜・明け方・夕方の四つだけなので、年や「回想」のような語は必ず注記に入ります。

回想

注記に回想(ハリウッド式の慣例ではFLASHBACK)と書きます。必要なら年や年齢も。

回想の終わりには、慣例としてEND FLASHBACKの1行を置きます。Slimaに専用の要素はありません。ト書きの1行として書くか、そのシーンの下の転換の欄に入れてください(転換の文字は自由で、一覧のものに限りません)。

1話まるごとが回想のときは、すべてのシーンにその注記が付いた.scriptファイル、というだけのことです。1話1ファイルの形がここで効きます。ファイル名そのものが、それが何かを言ってくれます。

夢

同じ欄で夢(またはDREAM)と書きます。

夢と回想はきちんと分けてください。回想は起きたこと、夢は起きていないこと。読む人の手がかりはその一語だけなので、混ぜないほうがいいです。目が覚めるシーンでは、注記を空にするか「連続」と書きます。

モンタージュ

モンタージュは柱ではなくショットで示します。蒙太奇(ハリウッド式ではMONTAGE)は11種類のショットのうちの一つです。

6. 外 臨沢港 明け方

▲ 蒙太奇:

△ 沈硯は毎日、夜明け前に最後の頁を写し終える。

△ 港の船が群れで出て、群れで戻る。

△ 袖口の墨は厚くなっていく。字は変わらない。

▲ 回場景:

押さえておきたいこと:

  • モンタージュに**完全なセリフは書きません。**短いト書きの行だけです。リズムは短い文から来ます。台詞からではありません。
  • 同じ性質の短いショットが連なるときは、連續鏡頭(SERIES OF SHOTS)のほうが読みやすいです。
  • 本編のシーンに戻るには回場景(BACK TO SCENE)を使います。

ショットの種類の一覧はト書き・転換・ショットにあります。

カットバック

二つの場所を切り返す(電話の両端、並行する追跡)のは転換で示します。ハリウッド式のよく使う一覧にはINTERCUT:が入っています。台湾式の一覧は三つだけですが、転換の文字は自由なので、INTERCUT:と打てば同じように印字されます。

それぞれの場所を別のシーンとして書き、そのうえで:

  1. 最初のシーンの転換の欄にINTERCUT:を入れる。
  2. 文字の入ったその転換でEnterを押し、次のシーンを開く。
  3. 新しいシーンの柱に、もう一方の場所を書く。

行き来するあいだ、筋を読めるようにしておいてください。どのひと言がどちらの端のものか、読む人に分かる必要があります。

どれを使うか

ほしい効果 使うもの
このシーンは過去に起きる 柱の注記
このシーンは実際には起きていない 柱の注記
時間の流れ、感情の積み上がり 蒙太奇のショットと短いト書き
同じ性質の画の連なり 連續鏡頭のショット
二つの場所を切り返す INTERCUT:の転換
インサートから本編に戻る 回場景のショット

回想が1シーンではなく一本の筋(たとえば全編を貫く子ども時代の線)なら、柱の注記は「このシーンはその筋に属する」と示すだけです。筋そのものの組み立ては.beatsのビートボードか.timelineの年表に書いてください。どちらも脚本と同じファイルツリーに住んでいます。

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