ドキュメント › Slimaで脚本を書く › 柱:内と外、場所、時間帯

柱:内と外、場所、時間帯

最終更新 September 9, 2026 · 約6分で読めます

ひとことで:.scriptファイルの柱の行で内/外・場所・時間帯を設定する方法と、場所の一覧がなくなったあとに場所名を揃えるやり方です。

あるシーンの見出し行。折りたたみの矢印、シーン番号、内、場所「佑安書房」、推定~1m、目標2m、時間帯、注記、いちばん右が削除です

柱はどこにあるのか

脚本はライティングスタジオのファイルツリーにある.scriptファイルで、1話が1ファイルです(フォルダを右クリックして「新規脚本」)。1話を開くと、シーンごとに細い行が上に乗っています。それが柱です。本文に打ち込む1行ではなく、そのシーンの項目のあつまり――項目を変えれば、組み上がった柱もそのまま変わります。

左から順に:

部分 はたらき
矢印 このシーンをたたむ(柱の行だけ残る)
数字 シーン番号。自動で振られるので入力しません
内 / 外 クリックで切り替え
場所 そのまま入力。補完が出ます
~2m 推定の長さ(読み取りのみ)
目標の分数 その場で編集。空にすると未設定
昼 / 夜 / 明け方 / 夕方 クリックで順に回ります
(+) 注記。括弧に入る自由文
× このシーンを削除

場所は一覧ではなくなりました

3.xの脚本スタジオには「場所」のタブがあって、先に場所を作り、それをシーンに紐づけていました。4.0にはそのタブも場所のファイルもありません。場所は柱のあの欄に入っている文字そのものです。

入力だけで済むので速くなりましたが、名前を揃える仕事は自分のものになります。それを二つの仕組みが助けます。

補完。 場所の欄に入るか入力を始めると一覧が出ます。中身はこの作品のすべての.scriptの柱で使われた場所名で、使われたシーン数の多い順です。右端がシーン数、左の小さなラベルは最後に出てきたときの内/外です。ここから選べば、前のシーンとまったく同じ表記になります。

同じ名前のファイルとの結びつき。 場所名がこの作品の.mdファイルの名前(または別名)と一致すると、欄の下に破線が出て、Ctrl/Cmd+クリックでそのファイルが開きます。場所の設定を書きたいなら、企画のフォルダに「佑安書房.md」を置いておけば自動でつながります。**必須ではありません。**そのファイルがなくても脚本は書けます。

使ったことのない名前を打つと、一覧のいちばん下に「新しい場所『塩橋夜市』を作成」が出ます。することは一つだけ、その名前をこのシーンの柱に入れることです。**ファイルは作られません。**次に名簿を作り直したときには、その名前も一覧に並んでいます。

旧版では場所の一覧で名前を変えると、それを使っていた柱がまとめて書き換わりました。いまはその一覧がないので、1シーンを直しても直るのはそのシーンだけです。作品ぜんたいで揃えるなら、ファイルツリーの検索と置換を使ってください。

組み上がるとこうなります

同じシーンを、二つの書式で:

『墨潮 ―ぼくちょう― 脚本』第01話 第1シーン

台湾式
1. 內景 佑安書房 昏(一階の店先)
ハリウッド式
INT. 佑安書房 - DUSK (一階の店先)

中身は同じで、印字される記号だけが違います。

台湾式は台湾の対白本の慣例どおりの字(內景/外景、日・夜・晨・昏)で、ハリウッド式は業界標準の字(INT./EXT.、DAY)で組まれます。**どちらも画面の言語では変わりません。**書式が印字を決め、あなたの言語は編集画面のボタンに出ます。書式の切り替えもあわせて読んでください。

内か外か

  • 部屋のなか、車内、船倉 →内
  • 通り、埠頭、磯 →外
  • 部屋のなかから戸口の外を撮る、といった混ざった状況に**第三の選択肢はありません。**これは切り替えです。カメラが主にどちらに置かれるかで選び、残りは注記に書いてください。

これは単なる印ではありません。内はセットを組むか部屋を借りる必要があり、外はロケハン・天候の判断・日照の計算が要ります。制作部はこの項目を見て準備を組むので、実際のほうを入れてください。編集画面の下の集計行には、この話の内と外のシーン数が出ています。

時間帯と注記

時間帯のボタンは4つだけを回ります。昼 → 夜 → 明け方 → 夕方 → 昼。

「後」「連続」は**この輪に入っていません。**あれは注記です。(+)を押して入力すると、時間帯のうしろの括弧に印字されます。回想・夢・モンタージュも同じ欄で扱います(回想と特殊なシーン)。上の例の「一階の店先」も注記です。同じ場所の別の一角なら、場所名をもう一つ増やすより注記のほうがきれいに収まります。

スマートフォンで柱を直す

スマートフォンで.scriptを開くと、組み上がった紙面が出ます。柱を軽く押すと下からシートが上がってきます。内/外の2つのボタン、場所の入力欄、時間帯の4つのボタン、「下にシーンを挿入」、そして削除(先に確認が入ります)。注記はパソコンから直してください。本文の行を軽く押すと、その行の編集になります(EnterとTab:要素の流れ)。

関連

Slimaで試してみる

アプリを開いて、自分の作品で同じ手順をたどってみてください。無料で始められます。クレジットカードは不要です。

Slimaを開く
この記事は役に立ちましたか?