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脚本を書きはじめる:.scriptファイルを作る

最終更新 September 9, 2026 · 約9分で読めます

ひとことで言うと:ライティングスタジオのなかで第1話を開くまでと、すでに書き上げてある脚本を持ち込むまでの手順です。

同じ種類のファイルへ、二つの道

ツリー下の「コンテンツを追加」

  • 新規原稿
  • 新規資料
  • 新規フォルダー
  • 新規関係マップ
  • 新規脚本
  • 新規地図
  • 新規年表
  • ビートボードを追加

フォルダーを右クリック

  • 新規原稿
  • 新規脚本
  • 新規資料
  • 新規フォルダー
  • そのほか
    • 新規関係マップ
    • 新規地図
    • 新規年表
    • ビートボードを追加
    • ファイルをアップロード

二つの一覧は同じ登録元から出ているので、脚本はいつでもワンクリックで作れます。ツリー下のボタンは階層なしで八項目を並べ、ファイルは必ず最上層にできます。右クリックのほうは第一階層を四項目に絞り、残りを「そのほか」に畳み、右クリックしたフォルダーの中にファイルを作ります。スマートフォンには右クリックがないので、使えるのは前者だけです。

脚本は「作品」ではなく「ファイル」になりました

以前は、脚本そのものが一種の作品でした。脚本用の作品を立て、そのなかにシーズンを作り、さらにそのなかに話数を作る、という段構えです。4.0からはそれがありません。

Script Studio(旧版)

  • 脚本専用の作品を立てる
  • 作品 → シーズン → 話数 → シーン
  • 作成ウィザードで形式と種類を選ぶ

4.0

  • ライティングスタジオのふつうの作品
  • ファイルツリーの.scriptファイル。1話につき1ファイル
  • 形式はファイル自身のツールバーで切り替え

引っ越しの狙いはひとつです。脚本が、それを支える材料と同じツリーに並ぶこと。人物のメモ、.mapの関係マップ、.timelineの年表、.beatsのビートボードが、脚本ファイルの隣にあります。AI チャットのパネルからは、その全部が読めます。

Script Studioは新しい作品を作れなくなりました。ただし、すでにある脚本の作品はこれまでどおり開けます。手元の作品をどうするか、写しを作るかどうかはScript Studio(旧版)でいまも使えることにまとめてあります。

新しい.scriptを作る

  1. 作品を開きます。 いま書いている作品でかまいません。脚本のために別の作品を立てる必要はありません。
  2. ファイルツリー上部の「コンテンツを追加」を押し、「新規脚本」を選びます。
  3. その話の名前を入れます。 たとえば第01話 写本娘。

「コンテンツを追加」で作ったファイルはツリーの最上層に置かれます。直前に開いていたフォルダーの中には入りません。最初から目的の場所に置きたいときは、そのフォルダーを右クリックして「新規脚本」を選んでください。もう別の場所にできてしまったら、ドラッグして移せます。

入力した名前は、ファイル名と脚本のタイトルを兼ねます。公開して読ませるページはファイル名の行を別に印字しないので、読者が目にするタイトルはこの一行だけです。ファイル名を変えれば、脚本のタイトルも変わります。

1話1ファイルの並べ方

全12話なら12ファイル。ひとつのフォルダーにまとめ、名前の先頭に番号を付けておけば、ツリーが勝手に順どおりに並べてくれます。

脚本/
第01話 写本娘.script
  第02話 緝字司.script
  第03話 父の手紙.script
メモ/
  脚本アウトライン.md
  物語の骨組み.beats

まとめておく実利もあります。書き出しのとき、フォルダーごと1本のPDFに結合できるのです。話数の切れ目には区切りページが入ります。ツリーのあちこちに散らばったファイルは、この対象になりません。

作ったばかりの.scriptは空で、真ん中に一行の案内と「シーンを追加」ボタンがあるだけです。押せば書きはじめられます。4.0の脚本ファイルには構成のテンプレートがありません。三幕にするかどうかを聞かれることもないので、形から決めたい人は同じツリーの.beatsビートボードを使ってください。

脚本は原稿として数えます。文字数は毎日の記録と連続日数に入ります。

形式についても先に書いておきます。用意されているのは台湾式とハリウッド式の二つだけで、日本のテレビや映画で使う柱書きの書式には対応していません。

すでに書いてある脚本を持ち込む

入り口は三つ。どれも.scriptファイルになります。

三つの入り口

ファイルをツリーにドラッグする 読み込みのダイアログでファイルを選ぶ 読み込みのダイアログに脚本の文字を貼り付ける

三つとも同じ解析を通るので、結果は同じです。

脚本として読めるかどうかは、手元のファイルの形式で決まります。

手元のファイル 取り込むと 形式の判定
.fountain .script脚本ファイル 拡張子だけで形式が決まります
.fdx(Final Draft) .script脚本ファイル 同じく拡張子で決まります
.rtf .script脚本ファイル 中身を読んで台湾式かハリウッド式かを判定します
貼り付けた文字 .script脚本ファイル 同じく中身から判定します
.docx/.pdf/.txt .mdの原稿。脚本ファイルにはなりません —

最後の行をよく見てください。WordやPDFの脚本は、ただの散文として入ってきます。シーン見出し、人物名、セリフが、すべてふつうの段落に潰れます。組版された脚本ファイルとして、Tabで要素を行き来しながら直したいなら、元のソフトからFountain、FDX、RTFのいずれかで書き出してから取り込んでください。Final Draft、Trelby、Highlandはどれかに対応しています。

1ファイル10MBまで。同じ名前のファイルがすでにあるときは、スキップ・名前を変える・上書きのどれにするか聞かれます。

取り込んだらまず一度通して読んでください。解析はレイアウトの特徴を手がかりにしているので、人物名が大文字になっていない原稿、シーン見出しが行頭から始まっていない原稿では、行の種類を取り違えることがあります。直すのはCtrl+1からCtrl+5がいちばん速いです。ショートカット早見表にまとめてあります。

書き出す

書き終えたら、脚本ファイルのツールバー左端の「脚本を書き出す」が出口です。1ファイルならPDF(台湾式かハリウッド式か、ラベルに出ます)、Word、Fountainで出せます。同じフォルダーにほかの.scriptがあるときは、同じダイアログに「まとめて書き出す(このフォルダー)」が増えます。透かしを入れるかどうか、ページ番号を通し番号にするか話数ごとに振り直すかも、そこで選べます。

作品全体を書き出すときは「書き出す範囲」を選びます。原稿/すべて(原稿+参考資料)/カスタムの三つ。バックアップ形式は常に全ファイルを含みます。ツリーで複数のファイルを選んでおけば、右クリックに「選択したものをエクスポート」も出ます。

「シーズンまるごと」「シリーズまるごと」という書き出し範囲はもうありません。階層と一緒になくなりました。いま近いのはフォルダーという単位です。

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