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メモパネル——原稿の隣に置いておくこと

最終更新 September 9, 2026 · 約7分で読めます

ひとことで:メモパネルには何を置くのか、コメントとどう使い分けるのか、そしてそのメモを作品全体につけるのかファイルにつけるのか。

『墨潮 ―ぼくちょう―』第02章を開き、メモパネルの絞り込みを「すべて」にした状態。タブ列は すべて 3/メモ 1/伏線 1/タスク、パネル名の横の電球は 0/1、下の2枚は灰色の作品メモ「着想:碑が字を吸う光景」と青の章の伏線「灰色の布手袋」で、後者には「回収を紐づける」ボタンが付く

メモは自分に向けて書くもの

本文は読者に向けたもの。コメントは相手に返事をもらうためのもの。メモは、来月の自分に向けたものです。

メモは本文の中ではなく、原稿の隣のパネルに入ります。ですからメモを書いても、文章に手は入りませんし、文字数も動きません。共有リンクを渡した相手にも見えません。「この光景は第六章で一度使った。第十二章では逆向きでもう一度使う」——こういうものはメモに書きます。本文に書けば、誰も頼んでいない語りが一行増えるだけです。

開き方は二つ。アクティビティバーの付箋アイコン、または Ctrl + Shift + N(Macは + Shift + N)。

メモとコメント

コメント

  • 本文の一節に紐づく
  • スレッドになり、共有リンクにも一緒に出る
  • 相手に返事をもらいたいとき

メモ

  • ファイルの隣。中には入らない
  • 共有リンクには出ない
  • 種類・色・完了状態を持つ

見分け方は一つ。その一文が誰か他人に向いていればコメント、自分に向いていればメモです。コメントの使い方は コメントとスレッド にあります。

作品全体のメモか、ファイルにつけたメモか

メモを作るとき、「作品 / 章」の切り替えが一列あります。

  • 作品——作品全体にかかること。主題、まだ決めていない設定、続編にまわす線。
  • ——いま開いているファイルに紐づきます。何も開いていないと「章」は押せません。紐づける相手がいないからです。

パネル上部の絞り込みも同じ線で分かれています。「すべて」は作品全体のメモ+いま開いているファイルのメモ。「章」に切り替えるとそのファイルのぶんだけ残ります。.scriptファイルでカーソルをある場面に置くと、さらに「シーン」という段が現れ、その場面に紐づいたメモだけを表示します。

見本の『墨潮 ―ぼくちょう―』には、そのまま開いて読めるメモが三件入っています。

メモ 種類 ついている場所
着想:碑が字を吸う光景 メモ 作品全体 グレー
伏線:灰色の布手袋 伏線 第02章 緝字司
回収:手袋を外すその瞬間 回収 第08章 裴照

一件目は「この本の恐ろしさがどこから育つか」の話で、特定の章のものではないので作品全体につけています。あとの二件はそれぞれ起きる章に紐づけてあり、第二章を開けば伏線が、第八章を開けば回収が出てきます。

四つの種類

メモを作るとき、種類のボタンが四つ並びます。

種類 使いどころ
メモ 思いつき、設定、決めたこと
タスク 手を入れに行かなければならないこと
伏線 ここに埋めた。あとで回収する
回収 前に埋めたものが、ここで果たされる

カードの上には二列目のタブがあります。「すべて / メモ / 伏線 / タスク」、それぞれ件数つき。「回収」のタブはありません。 回収のメモは「すべて」の下に出るか、対になっている伏線から辿って開きます。紐づけ方は 伏線をメモで追う にあります。

四つの色

グレー・赤・青・緑。

Slimaは色に意味を決めていません。仕分けるのはあなたです。見本ではよくある分け方を使っています。グレーは思いつき、青は埋めたもの、緑は果たしたもの、赤は「ここに問題がある」。どの色が何を指すかより、一つの決め方を作品全体で通すほうが効きます。

タスクだけは、色の点があるはずの場所にチェックボックスが出ます。カードから直接チェックできるようにするためです。色で仕分けたいメモを、タスクにはしないでください。

カードでできること

  • カードを押す——全文が開きます(たたんだ状態では本文は三行まで)
  • カードに触れる——右上に鉛筆(編集)、チェック(完了にする)、ごみ箱(削除)が出ます
  • 上下にドラッグ——並べ替え
  • 完了にする——カードは下の「完了」のたたまれた区画に沈み、見出しに取り消し線が入ります
  • 本文はMarkdownです。太字・箇条書き・リンクはそのまま効きます

パネルの見出しの横の数字は、この作品のメモの総数。伏線があると電球が並び、対になっている数/全体が出ます。下の一行は総数と未解決の数です。

メモはパネルから.mapのホワイトボードへドラッグでき、キャンバス上のカードになります。関係図 を参照してください。

スマートフォンでは

下のバーに「メモ」のタブがあり、全画面で開きます。並べ方はパソコンのパネルとは違い、三組に分かれます——この章 ·〈ファイル名〉/ 作品全体のメモ / 他の章。絞り込んで空になった組は、見出しごと隠れます。タブは「すべて / メモ / タスク / 伏線」で、ここの「伏線」は伏線と回収を合わせて数えます。パソコン側の「伏線」は伏線だけです。

スマートフォンにだけあるものが二つ。編集シートの「上部に固定」と、削除の前の確認です。

パソコンではごみ箱を押した時点で消えます。確認は出ません。そしてメモはバージョン管理の対象ではありません。どのスナップショットにも入っていないので、消したあとに戻す履歴はありません。片づけたいだけなら、削除ではなく「完了にする」を使ってください。

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