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関係マップはホワイトボードでもある
最終更新 September 10, 2026 · 約11分で読めます
ひとことで:関係マップをホワイトボードとして使う方法です。勢力ごと一気に囲んで選ぶ、ガイド線でそろえる、思いついた言葉をそのままキャンバスに置く——スマホでも同じことができます。

これで解決すること
関係マップの記事では、ノードを置き、線をつなぎ、グループで囲むところまでを説明しました。ただ、置いたものが30個を超えたあたりから難しくなるのは「追加のしかた」ではなく「片づけかた」です。4つの勢力をそろえたい。ひとかたまりを右へ寄せたい。いまの操作を取り消したい。
4.0のキャンバスはそのために作り直されました。置けるものは3種類あります。
- ノード——丸い形。たいていは人物ひとり。小・中・大の3段階。
- カード——枠と地色のある四角。設定の一行や、まだ答えの出ていない問いを置くのに向きます。
- テキスト——枠のない文字だけ。見出しや余白のメモとして使います。
3種類とも扱いは同じです。選ぶ、そろえる、複製する、取り消す。
左のツールレール
キャンバス左端の中央に、縦向きのツールバーが浮いています。上から3グループです。

- キャンバスを移動(H)、選択(V)、テキストボックス(T)
- 拡大、現在の倍率、縮小、全体を表示
- 元に戻すとやり直す
- 真ん中に出ているのが現在の倍率です。押すと100%に戻ります。
- いちばん下の「全体を表示」は、マップ全体をウィンドウに収め直します。図が散らばった、あのノードが見つからない——そんなときは最初にこれを押してください。
- 倍率は25%から200%まで。ホイールでも拡大縮小できます。
- どのツールを選んでいても、マウスの中ボタンでドラッグすれば必ず移動になります。Spaceを押しながらのドラッグも同じです。
右上には書き出しのボタンもありますが、それは関係マップを書き出す・共有するで扱います。
ひとかたまりをまとめて動かす
選択ツール(V)に切り替えて、何もないところをドラッグして四角を描きます。四角に触れたノードはすべて選ばれます。すっぽり囲む必要はありません。
- Shiftを押しながら囲むと追加選択になり、いま選んでいるものは外れません。
- Ctrl/⌘を押しながらノードを1つずつクリックしても追加できます。もう一度押せば外れます。
- 選んだあとはどれか1つをドラッグすれば全部が一緒に動き、互いの間隔は変わりません。
- Deleteでまとめて削除。
- Ctrl+Gで選択範囲からグループを作ります。2つ以上必要で、1つだけだと「先に2つ以上選んでください」と案内が出ます。
範囲選択ができるのは「選択」ツールのときだけです。「キャンバスを移動」のときに何もないところをドラッグすると、マップ全体が動きます。これは意図的で、選ぶことより眺めることのほうがずっと多いからです。
ガイド線でそろえる
ノードをドラッグしているあいだ、中心線か、どれかの辺が別のノードのそれと5ピクセル以内に来ると吸い付き、どの線に合ったのかを示すガイド線が現れます。
5ピクセルだけ、というのは決めごとです。それを超えたら一切干渉しません。斜めに置きたければ斜めのまま。振り払えない磁石にはなりません。
比べているのは中心・左端・右端と、中心・上端・下端です。だから大きさの違うものどうしでもそろいます。大きな主人公のノードとカードが左端でそろう、といったことができます。
元に戻す・やり直す・コピー・貼り付け
| 操作 | キー |
|---|---|
| 元に戻す | Ctrl+Z |
| やり直す | Ctrl+Shift+ZまたはCtrl+Y |
| コピー | Ctrl+C |
| 貼り付け | Ctrl+V |
| その場で複製 | Ctrl+D |
- 履歴は50手です。位置を動かす、名前を変える、色を変える、グループを作る、線を消す——内容の変更はどれも1手として数えます。
- 拡大縮小と移動は履歴に入りません。 元に戻しても視点は戻りません。視点を変えることは内容を変えることではないからです。
- 別のファイルに切り替えると履歴はリセットされます。Aのマップの操作をBのマップで取り消してしまうことはありません。
- コピーは関係マップ専用の控えを使います。システムのクリップボードには触れないので、書きかけの文章が消えることはありません。しかも別の
.mapにも貼り付けられます。両端が選択範囲に入っている線も一緒に運ばれます。 - 貼り付けるたびに少しずつずれるので、複製が同じ座標に積み上がることはありません。
思いついた言葉をそのまま置く
置きかたは3つあります。
- テキスト——Tでテキストツールに切り替え、何もないところをクリックすると、そこにカーソルが待っています。書き終えると自動でキャンバス移動ツールに戻るので、手がすべって空の枠が並ぶことはありません。
- カード——何もないところを右クリックして「カードを追加」。枠と地色があるので、設定の一行や、まだ答えの出ていない問いを置くのに向きます。
- メモを持ち込む——メモパネルから1件をキャンバスにドラッグすると、メモのタイトルを名前にしたカードになります。同じメモが同じマップに二重に入ることはありません。
何も書かずに離れたテキストボックスは自動で消えます。 見えない空の要素が残ることはありません。文字を直すときは、そのテキストボックスやカードをダブルクリックしてください。
グループの枠はメンバーから計算されます
グループの枠は自分で描くものではありません。Slimaがメンバーの位置に合わせて枠をあてはめます。だから勝手に大きくなったり小さくなったりして、いつでも中の人物をちょうど包みます。枠の辺を引っぱる必要はありません。
- 入れる——ノードを枠の中へドラッグします。境界に入ると枠が緑色に変わり「ここで離せば入ります」と知らせます。
- 出す——グループ内のノードにマウスを重ねると右上に**赤い×**が出ます。押すと枠の外へ移動します。
- 入れ子——グループの中にグループを置けます。役所の下に2つの派閥、といった形です。
- 名前と色——グループをダブルクリックすると小さなパネルが開きます。パネル上の名前を押すと入力欄に変わり、Enterで確定、Escで取り消しです。ノードも同じで、丸いノードをダブルクリックすると名前の変更、サイズ(S/M/L)、色を選べます。
- 削除のときは「グループだけ削除」(人物と関係は残る)か「すべて削除」かを聞かれます。
色は9色の見本だけで、自由な色指定はできません。狙いは3秒で分類できることであって、色選びに午後を費やすことではありません。
ノードの名前がファイル名と一致すれば、それがリンクです
結びつける操作も設定もありません。キャンバス上の文字が本の中のファイル名と一致すれば、それがそのファイルへのリンクです。 ノードに「沈硯」とあって、ファイルツリーに登場人物/沈硯.mdがあれば、そのノードはその原稿につながっています。
Ctrl/⌘を押しながら押すとそのファイルが開きます。ノードを右クリックしても「ファイルを開く」があります。
ファイルツリーから人物ファイルをドラッグして置いたとき、ノードの名前はもともとファイル名と同じなので、リンクは自然に成立します。裏返せば同じことで、ノードを別の名前に変えるとリンクは切れます。
重なってしまったとき
マップを開いたときに重なりが見つかると、「重なりが3か所あります」のような案内と「自動整列」ボタンが出ます。押すまで何も動きません。気にしないときは「わかりました」を押してください。
整列のしかたは意図的に控えめです。
- 実際に重なっているものだけを押し広げます。マップ全体を組み直すことはしません。 整っていることより、あなたの空間の記憶のほうが大事だからです。
- グループの枠は、メンバーが収まらなくなったときだけあてはめ直します。
- 線とその文字は単独では動かせません。動かすには両端のノードを動かすしかありません。
とても大きなマップでは、残りが何か所あるかをそのまま伝えます。全部解決したふりはしません。
スマホでも使えます
スマホには右クリックがないので、レールのいちばん上に**+**が増えます。押すと右クリックとまったく同じメニューが開き、しかもキャンバスの中央を基準にするので、追加したものは必ず見えるところに出ます。
- 長押し0.5秒が右クリックです。ノードの上ならノードのメニュー、何もないところならキャンバスのメニューが開きます。指が少しでも動けばドラッグとみなされるので、誤操作にはなりません。
- 1本指でノードを押さえればノードの移動、何もないところならキャンバスの移動です。
- 2本指で拡大縮小します。
スマホからの書き出しはPNGだけで、キャンバスのメニューの「画像として書き出し」から行います。SVGと元ファイルはデスクトップ版かウェブ版で書き出してください。
注意
.mapは原稿の文字数には入りません。 ノードをいくつ置いても文字数の目標が水増しされることはありません。- ファイルの中身が読めなくなった場合、Slimaはそれを伝えたうえで上書きを拒否します。バージョン履歴から復元してください。
- 倍率と位置はファイルと一緒に保存され、次に開いたときは離れたときの視点のままです。
- AIもこのマップを編集できます。使うのは12本のフィールド単位のツールで、変更は破線のカードとしてその場に残り、採用するか見送るかをあなたが決めます。位置はレイアウトではなく内容です——ノードを動かすことはそれ自体が1つの変更として審査され、グループの枠は常にメンバーから計算されるので、AIが枠の座標を渡すことはできません。詳しくはAIの変更を審査するをご覧ください。
関連
- Docs:関係マップ:人物のつながりを描く——ノード、関係線、グループの基本。
- Docs:関係マップを書き出す・共有する——PNG/SVG/元ファイルと、読者に見えるもの。
- Docs:ファイルツリーの概要——
.mapを作る場所であり、人物ファイルを持ち込む場所です。 - Docs:キーボードショートカット、スマホの操作。
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