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AIの構造変更をその場で確認する

最終更新 September 9, 2026 · 約13分で読めます

ひとことで:AIが構造化ファイルに出してきた提案の読みかた。どこに現れるか、採用と見送るはどこにあるか、「古くなりました」とは何かを説明します。

画面に出ているのは提案で、ファイルそのものではありません

採用を押すまで、ファイルは1バイトも変わっていません。画面に描かれているのはディスク上の内容で、その上に提案が重ねてあるだけです。この時点でファイルを読んでも、AIにもう一度読ませても、返ってくるのは古い内容です。

提案は画面の隅の一覧ではなく、それが属する場所に現れます。追加されるものは、入る予定の位置に置かれます。変更・削除されるものは、いま占めているカードや行、ノードの上に印が付きます。

四つの印と、共通の操作列

意味
追加 まだ存在しないもの。採用すると入ります
変更 琥珀 すでにファイルにあるもの。中身が入れ替わります
削除 採用すると取り除かれます
移動 位置が変わる、または幕が変わります。赤にしないのは意図的で、赤は「消された」と読まれてしまうからです

印の付いた場所には、どこでも同じ列が付きます。この四語のどれかを書いた色付きのチップ、そして採用見送るです。画面の他の部分は灰色階調のままで、色はチップにしか使いません。

ビートボードだけ少し細かい違いがあります。ビートが別の幕へ動くときはチップが「「第二幕(対立)」へ移動」になり、同じ幕の中で動くだけなら「移動」だけです。

四種類のファイルでの見えかた

.script 脚本。 変更は脚本の本文の中に置かれ、左端の色帯で囲まれます。追加された行は緑、変更は琥珀、削除は赤。置き換えられる古い行は取り消し線が引かれて薄くなり、新しい行がその下に付きます。シーンを丸ごと追加するときは緑の塊が一つ現れ、見出し行に「新しいシーン」と出ます。シーン見出しの変更には結果をそのまま書いたチップが付きます。「見出し → 内 佑安書房・夜」のように読めます。行の組み方は実際の脚本の組版部品を使っているので、採用したあとの見た目そのままです。

.beats ビートボード。 新しいビートは緑の破線のカードで、挿入される場所そのものに落ちます。どの幕か、どのカードとどのカードのあいだか、見ればわかります。既存のカードは見た目を変えず、代わりに外側にリングが付きます(赤=削除、琥珀=変更、灰=移動、緑=追加)。カード自身の枠線は「ファイルが紐づいている/まだ書いていない」に使われているためです。ですから削除されるビートに取り消し線は入りません。中身はそのまま表示され、赤いリングと「削除」のチップが付くだけです。採用と見送るはそのカードの下辺に並びます。幕そのものの変更(幕名の変更、幕の削除)は幕の見出しの上に付きます。AIが新しい幕を開くと、緑の破線の列が一つ増え、そこに入れたいビートがその中に並びます。

.map 関係マップ。 提案はキャンバスに直接描かれます。新しいノードは緑の破線の角丸枠に半透明の緑地、置かれる座標のとおりに描かれます。新しい関係線は緑の破線です。変更・削除される既存のノードには外側に破線の枠が付きます(琥珀=変更、赤=削除)。変更される関係線には太い破線が重なり、説明の文字が変わる場合は新しい文字が線の中点の少し上に書かれます。移動は、元の位置から新しい位置へ引かれた灰色の破線で描かれ、元の位置には中空の破線の丸が残ります。採用と見送るは、そのノードや線の横に浮く小さな白いカードの中にあります。

.timeline 年表。 新しい出来事は緑の破線のカードで、しかも自分の時間にしたがって正しい位置に並びます。どこかのカードの後ろにぶら下がるのではありません。変更される出来事は枠が琥珀に、削除されるものは赤くなり、見てわかるほど薄くなります。採用と見送るはカードの二段目にあります。

浮いているピル:このファイルに何件あるか

四種類とも、右上に小さなピルが浮きます。件数と、**「このファイルの提案をすべて採用」**のボタンです。確認待ちが何もないときは、ピルそのものが出ません。

その件数は画面上の印の数ではなく、AIの呼び出しの数です。一度のバッチ(AIがまとめて何件かこなしたもの)は、画面に五か所印を残していても1件です。その五か所のどれで採用を押しても、そのバッチ全体が入ります。

「このファイルの提案をすべて採用」は一件ずつ処理します。いまのファイルの状態に対してまだ適用できるかを確かめながら進み、適用できるものを採用し、古くなったものはあなたが見送るためにその場に残します。押したあとに一、二件残っているのは正常です。

「古くなりました」の意味

採用は、あらかじめ計算しておいた結果を貼り付ける動作ではありません。もとの操作を取り出して、いまのファイルに対してもう一度実行します。そのあいだにあなたが手で直した内容を上書きしないのは、このためです。

代わりの負担が一つあります。その操作が触れる予定だったものがもう無ければ、実行できません。その場所は古くなりましたとして表示されます。採用のボタンは描かれず、見送るだけが残り、横に灰色の一行が付きます。「すでに適用できません——対象がファイルにありません」。

よくある原因は三つです。

なぜ古くなるのか

あなたがその項目を自分で消した、または直した これが頼りにしていた前の変更を見送った あなたが採用した別の変更が、対象を持っていった

どれも故障ではありません。見送ってから、いまのファイルに合わせてやり直すようAIに頼んでください。

古くなった変更のうち、印を描く場所すら無いものもあります。直す対象が存在しないので、画面上に置き場がないからです。それらはピルの下の小さなカードにまとめられ、「古くなりました」のチップが付き、やはり見送るだけが並びます。

同じものを二度触ったとき

AIが同じ一輪の中で同じ項目に二度触ったときは、二か所ではなく一か所として見えます。

  • 追加して削除 → 打ち消し合って何も残りません。「AIが足してすぐ引っ込めた」を見せられることはありません。
  • 二度変更 → 一か所。「前」は最初の変更より前の状態、「後」は最後の結果です。
  • 追加して変更 → やはり「追加」で、中身は最後のものです。
  • 変更して削除 → 「削除」になり、取り消し線が引かれて見えるのはあなたが元に書いた文で、途中の版ではありません。

世界地図だけは例外:その場ではなく帯で

.geomapは別の道になっています。提案は地図の上に描かれません。代わりにエディターの上端に帯が出ます。「AIの変更が3件、確認待ちです」。右側に「このファイルの提案をすべて採用」と「確認する」が並びます。

「確認する」を押すと開くパネルは、先頭の一件だけを扱います。一件片づくと次へ進み、飛ばして選ぶ手段はありません。上から順に、何件中の何件目か(「3件中1件目」)、見送ると採用、この変更が項目を消したり欄を空にしたりする場合は琥珀色の注意(どれが消えるか明記されます)、何が変わったかの文章による説明(地点を追加した、川を削除した、など)、そして最後に旧地図と新地図のサムネイルを左右に並べた比較です。拡大でき、両方の表示位置を連動させることもできます。

文章の説明が必要な理由は単純です。地形のサムネイルを二枚並べても、「地点の名前が変わった」は見えません。

ファイルツリーの数字

エクスプローラーでは、ファイル名の右端に灰色の丸地の数字が出ます。そのファイルに確認待ちが何件あるかです。フォルダーを閉じていればその下の合計が出て、開くと各ファイルが自分の分を表示します。カーソルを乗せると「AIの変更3件が確認待ちです」と出ます。

複数のファイルに確認待ちがあるときは、「確認待ちの変更3件」の一覧からそのファイルへ直接飛べます。各行はファイル名、その下にフォルダーの道すじ、そしてそのファイルの件数です。

注意

  • これは原稿のレビューとは別物です。 .md原稿は左右に並べて見比べる画面を通り、段落ごとに受け入れるかを決めます。構造化ファイルはこのページで説明したその場での確認を通ります。ボタンも画面も言葉も違います。原稿のほうはこちらです
  • スマートフォンでも確認できます。 脚本ファイルは2026年9月からスマートフォンでも編集できるようになりました——行や柱をタップしてその場で直せます——採用と見送るも同じようにそこで使えます。年表もスマートフォンで編集できます。小さい画面で読み取り専用のままなのは世界地図だけです。
  • 年表のカレンダー表示には印を載せるカードがありません。 カレンダーに切り替えると印は一つも見えません。その表示ではピルが唯一の出口です。出来事ではなく暦の設定が変わる場合も同じで、印を付ける対象がないため、ピルから採用します。
  • 関係マップのグループの変更も同じです。 AIがグループを追加したり名前を変えたりすると件数は増えますが、キャンバスには何も現れません。ピルから採用するか、チャットで片づけてください。
  • 表示範囲の外にある提案は描かれません。 いまの視界から遠すぎる印は描画されないので、そこまで動かすか、「このファイルの提案をすべて採用」を使ってください。

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