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4つの構成テンプレートの選び方

最終更新 September 9, 2026 · 約8分で読めます

この記事では、ビートボードを作った直後に迫られる選択を扱います。組み込みの4つの構成はそれぞれどんな物語に向くのか、そしてあとから変えられるのか。

空のボードに出るもの

ボードはまだ空です——テンプレートから始めるか、最初の幕を追加してください。章や脚本をドラッグして並べ、ビートは今はアイデアだけでも構いません。

三幕構成

  • 最も広く使われる型:発端・葛藤・結末

台湾ドラマ式(三幕六ビート)

  • 台湾ドラマでよく使われるリズム:導入・発火・転換・推進・頂点・締め

起承転結

  • 東アジアの伝統的な四段構成。要は予想外の「転」

フライタークのピラミッド(五段)

  • 古典的な劇構造:導入・上昇・頂点・下降・結末

四つのボタンが二段二列に並び、上に名前、下にその一行が出ます。「白紙から始める」はその下の小さな下線つきのリンクで、五つ目のボタンではありません。

テンプレートの選択は、空のボードにしか出ません

作ったばかりの.beatsを開くと中身は空で、真ん中に4つのボタン——それぞれが構成テンプレートです——と、その下に小さく「白紙から始める」が出ています。

「空」の定義は厳しめです。幕がなく、ビートのカードもなく、ファイルのカードもない状態だけを指します。どれか一つでもボードに載った時点で、このボタンの並びは出なくなります。つまりこの選択は作業を始める前に済ませるものです。あとから変えられないわけではありません(変えられます。後述)。ただ、ボタンがいつまでも待っていてはくれません。

「白紙から始める」は幕をひとつも作りません。ビートのカードが1枚、「幕未割り当て」の列に置かれるだけです。頭のなかに形ができていて、枡を渡されたくないときに向いています。

4つの構成

テンプレート ビートのカード こんなときに
三幕構成 3 14 長編小説・長編映画。どれを選ぶか迷ったときも
台湾ドラマ式(三幕六ビート) 3 6 1話ごとに弧が完結する連続ドラマ、ショートドラマ
起承転結 4 4 短編・一話完結。要は「転」
フライタークのピラミッド(五段) 3 5 悲劇の形。後始末に重さが必要な物語

三幕構成——「最も広く使われる型:発端・葛藤・結末」。幕は「第一幕(設定)」「第二幕(対立)」「第三幕(解決)」で、14枚のカードがオープニング・設定・きっかけの事件からクライマックス・ラストシーンまで並びます。枡がいちばん多いので、空いている枡がいちばん見つけやすい型でもあります。初めてビートボードを使うならこれを。

台湾ドラマ式(三幕六ビート)——「台湾ドラマでよく使われるリズム:導入・発火・転換・推進・頂点・締め」。幕名は六つのビートを二つずつまとめて「第一幕(導入・発火)」「第二幕(転換・推進)」「第三幕(頂点・締め)」になります。6枚は1話の尺にちょうどよく、連続ドラマなら1話1枚のボードにしても、1シーズン1枚で幕を段階として使ってもかまいません。

起承転結——「東アジアの伝統的な四段構成。要は予想外の『転』」。幕を4つ渡す唯一のテンプレートで、名前はそのまま「起」「承」「転」「結」、1幕1枚です。葛藤で進むのではなく三段目の切り返しで進む型なので、短編や日常もの、一話完結の話は三幕構成よりこちらのほうが収まりがよいことが多いです。

フライタークのピラミッド(五段)——「古典的な劇構造:導入・上昇・頂点・下降・結末」。5枚のカードはその五つですが、幕は3つしかなく、真ん中は「第二幕(上昇・頂点・下降)」という名前です。フライタークの要点は、頂点のあとにまだ道があるという一点だからです。頂点を越えたあとに後始末の時間を本当に使う物語なら、三幕構成よりこの形のほうが正直です。

なぜこの4つだけなのか

4つとも公有の構成です。著者名のついた方法論——Save the Cat、英雄の旅、七点構成など——はあえて組み込んでいません。使えないからではなく、それが誰かの仕事だからです。

もちろん使ってはいけないわけではありません。テンプレートは幕の名前と空のカードだけなので、幕をその方法論の段階名に書き替え、必要なビートを打てば、出てくるものは同じです。テンプレートが省くのは打鍵で、判断ではありません。

押したときに実際に起きること

テンプレートを押すと、Slimaは一度だけ2つのことをします。その幕を作り、その空のビートのカード(見出しと一行の概要)を作ります。

  • カードの文字はいまの表示言語で出ます。置かれたあとはあなたのデータで、自分で打ったものと変わりません。
  • テンプレートにファイルのカードは含まれません。章は自分でファイルツリーからドラッグします(ビートと幕を作って並べる)。
  • そのあとアプリはその文字がどのテンプレート由来かを覚えていません。裏で構成を維持することもなく、「第二幕が三幕構成に合っていません」と注意することもありません。最初から最後まで一度だけの種です。

あとから変えられるのか

中身はすべて変えられます。 幕の名前を変える、幕を足す・減らす、ビートを足す・減らす、見出しと概要を書き替える、順を入れ替える。置かれたあとのテンプレートは、自分で打ったデータと区別がつきません。幕をまるごと削除してもかまいません(中のビートは消えずに幕未割り当てになります)。

戻ってこないのは選択のボタンです。 ボードに何か載っていると、テンプレートのボタンは出ません。本当に別の構成でやり直したいなら道は2つあります。

別の構成に替える2つの道

幕・ビート・カードをすべて外す ボードがまた空になる 選択のボタンが戻る

あるいは、.beatsをもう1つ作って両方を残す。

たいていは2つめの道のほうがよいです。1つの作品にビートボードは何枚あってもかまいません。全体に1枚、支線ごとや人物の筋ごとに1枚、互いに干渉しません。古いボードを空にするのは、すでに書いた概要を捨てることでもあります。

型の純度のためにやり直す必要もありません。混ぜるのは普通のことです。三幕構成の骨に自分で「幕間」の幕を足す、起承転結の「転」にカードを3枚詰める。ボードはあなたに見えるようにするためにあり、あなたを採点するためにあるのではありません。

『墨潮』はどれを使っているか

サンプル作品『墨潮』の「物語の骨組み.beats」は三幕構成から始めたものです。3幕、ビートのカード14枚。ただし14本の概要はすべて『墨潮』の筋に書き替えられています。「きっかけの事件」は父・沈拙言の手紙のことで、テンプレートの「主人公の世界を一変させる出来事」のままではありません。12枚の章のカードはそのうち10のビートに付いていて、残る4枚は未執筆と出ています。

あのボードが、この記事の普通の結果です。枡はテンプレートが渡し、文字はあなたのものになります。

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